OptSeqとデジタルツインによる造船効率化

本事例では臼杵造船所様が発表したスケジューリング最適化ソルバーOptSeqとデジタルツインによる造船工程効率化の取り組みについてご紹介します．

造船工程は定盤計画，日程計画，配員計画の３つの計画がお互い連動しており，プル型計画（納期ぴったりに完成するのがベスト）が必要，作業の平準化，作業場の制約など様々な制約考慮も必要になるため，非常に複雑で大規模な最適化問題になります．　　 

本事例ではOptSeqを用いてこれらの複雑な制約を考慮した最適な計画を作成し，いくつかの効率化の効果が確認できたことについても発表しています．

例えば，OptSeqの小作業並列化を用いた作業平準化では，従来の手法（クリティカルパス上にないアクティビティを前後にずらす）と比べて全体作業期間が19日から13日短縮され，稼働率が65.2%から95.3%へと30％改善されたことが確認できています．

また，プル型日程計画作成（納期に間に合えばなるべく遅く開始した方が良い）では最早開始日を16日先延ばしされていることが確認でき，作業時数平準化にも有効であることが確認できています．

　　　
動画ではデジタルツインで現場を再現したり，OptSeqでの計画を再現しているデモも行っております．ご興味のある方は是非ご覧ください．

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＊ソルバーはユーザ側でモデリング（弊社側でモデリングサービス提供も可能）を行う必要があります．SCMOPTに含まれるスケジューリング最適化システムは基本モデル組み込み済みのシステムになっています．カスタマイズも対応可能です．